「 時に 大漁に恵まれるのは、
常に、海の神様に見守られているから。
そして自然の恵みに感謝する気持ちを忘れてはいけない。」
と、いいますが、
海に生きる漁師たちは、
知っています。
海には、仏様が眠り
常に我々を見守って下さっていることを。
この塩津の海で、今まで
いろんな危険なことがあり、
何人もの人びとが亡くなったり、
生死をさまよいながら
かろうじて救助されたという人々が
たくさんいます。
その当時、家族を亡くした人々は悲しみに暮れ、
悔やんでも悔やみきれない、
という日々を過ごし、
その後、
亡き人々の思いを無駄にしないように
悲しみをこらえ
前向きに生きようと、努力を重ねてきました。
そんな過程のもとで…
そんな思いがたくさん込められた、
塩津の海で、
私たちは、いつも安全に、
仕事ができている。
常に感謝、感謝。
この思いは、若い世代に引き継いで行かなければならない。
海は、荒々しくもあり、やさしくもある。
いつも 見ていて全く飽きないのは、
やはり、そこに穏やかな笑顔があるから。
これからも、塩津のすべての人々を
見守っていて下さい。
│更新日:2015年06月27日│
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